2008年05月01日

組織を拡大するために知っておきたいこと。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」(ビスマルク)

人類の歴史から、組織論について1つの結論を導きだすことができる。

それは、
狩猟型のマーケティングでは、組織の拡大はできない。

逆に言えば、
組織を拡大するには、農耕型のマーケティングしかない。


元来人類は、狩猟採集(木の実を採り、動物を狩り)生活していた。

狩猟採集生活では、食料をまかなうことができる人数は非常に少ない。

想像してみてほしい。

原野や荒野の中で、木の実を採りつつ、
狩れるかどうか分からない動物を当てにして生活する。

常に、食料を求めて移動する日々。

不確実性が高く大変な生活だ。

この生活様式では必然的に集団規模は小さなものとなる。



その後、人類は農耕を始めた。

田端を耕し、種を蒔き、収穫し、備蓄する。
もちろん移動の必要はない。

この生活様式の変化は、人類に大きな変化をもたらせた。

それは、集団の規模。

収穫できる作物の規模に応じて、維持できる集団の規模は格段に高まるのだ。

こうして人口が増えてきたのだ。


企業活動は、言うなれば大昔からの食料の調達と同じく、経済活動です。

このことから、
多くの成功した起業家が、
狩猟採集型マーケティングからビジネスを始め、
その後に農耕型マーケティングに切り替え組織を拡大していったことが、
いかに合理的であったかが分かる。


ただここには、大きく2つの知っておきたいPointがある。

 1. 起業家の多くは組織構造(具体的には管理と階層)を嫌う傾向がある。
   もともと組織に合わない性格だから起業した人が多い。
   組織作りの時には、自ら一歩下がって管理者に任せることが必要となる。
   よく(売上高)3億円の壁と言われるのが、この時期の典型的な事象です。

 2. 狩猟採集型から農耕型での収穫期までは、得てして苦しい財務状況の陥る。
   松下も、ソニーも、本田も、あのマイクロソフトでさえも、
   この時期に倒産危機を迎えているのです。


この2つ、とにかく前もって知っておくことが重要です。

というのも、
売上の壁を突破できない理由を知らずに嘆き苦しむ会社、
狩猟採集型マーケティングのままで組織を拡大させてしまい、その後に突然に破綻する会社が後を絶たないからだ。


もう一度言う。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」(ビスマルク)



Posted by logmagjp at 00:30 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ! マネジメント  | マーケティング

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